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「毒素を出す機械 私もやってました」

   体内の毒素を足から排出――そんなうまい話はやはりなかった。スパモニの特集「もうダマされないぞ!」で取り上げたのは、近頃流行しているという「デトックス・フットバス」。

   一見ただの「足湯」だが、イオン・アダプター(電極)なる器具の効果でデトックスするというこの機械は1台数十万円。エステ店などにも浸透し、1回でだいたい数千円取られるのだという。このフットバスに足をつけていると、湯が次第に茶色く濁り出す。これは体内の毒素が排出された証拠だ、というのがメーカー側の言い分だ。

   そこで、番組が研究者などに取材すると、「全くの嘘っぱち」。イオン・アダプターのステンレス中の成分が、電極の効果で水に溶け出しているだけ。毒素の正体は機械の「サビ」なのだという。実際に、番組では「足」のかわりに、スプーンを入れて実験。すると同じように色が変わった。

   ところで、この機械、本当に流行っているようだ。VTRが終わると、「私も行ってた」とうなだれたのは、KABA.ちゃん。赤江珠緒キャスターも、ヤケにこの機械に詳しいなと思っていたら、「そうなんです、やってました」と衝撃の告白。手で顔を覆っていた。

   しかし、番組が教えてくれなかったので、最後まである疑問が残った。そもそも、体内の「毒素」ってなに?