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「逮捕してほしいよね」

   「牛肉コロッケ」として売られていたミンチの中身が実は豚肉だった。そのうえ牛肉にみせるためのあの手この手が明らかになった。

   ミンチを作っていたのは、苫小牧の「ミート・ホープ」。これを「北海道加ト吉」がコロッケに加工して全国の生協、スーパーなどで売っていた。8個入りパック198円(平均)で年間500万個も出ていた。生協などはカンカンだ。

   ミート・ホープの田中稔社長は初め「同じ機械を使うから混ざることはある」と言っていたのだが、工場関係者の証言がいろいろ伝えられると、「偽装といわれてもしかたがない」と、事実を認めた。いったいなぜこんなことが?

   「利益を出すためだ」と元工場長が話した。「鮮度の落ちた牛肉は雑菌が増えるから、ペットフードとか人間が食べないものにするのだが、それを全国から買い集めていた。臭うようなものは塩素で消毒殺菌した」。これに豚やカモのささみを混ぜていたが、牛肉が入っていないことも多く、色を出すために牛の血液、豚の心臓を混ぜたとか。しかももう20年もつづいていたのだという。

   「モラルがない。主婦をバカにしている」(冨田リカ)
   「ごまかしたときは、会社がつぶれるくらいの制度にしないといけない」(相澤英孝)
   「ここだけじゃないかもしれない。表示があるはずだから、全国の業者の方は納品書を確認して。逮捕してほしいよね」(テリー伊藤)