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斎藤隆が「クビ」になった理由

   米大リーグのドジャーズに所属する斎藤隆投手が、オールスターに選ばれた。同投手はかつて横浜“TBS”ベイスターズに所属していただけあって、朝ズバッ!でも微妙に力強く報道。

「クビになったんで、大リーグに挑戦!?」

   しかし、“横浜応援団長”みのもんたの発言は気になった。「横浜を自由契約、クビになったんで、それじゃあと大リーグに挑戦した。それがいきなりオールスターですもんね」と驚くみの。自由契約=解雇と単純に考えたようである。

   これは順序が逆だ。斎藤隆が退団したのは05年オフだが、02年のフリーエージェント時にはすでにメジャー入りを狙って、数球団と交渉していた。結局、入団には至らず、横浜と契約したが、もともとメジャーを志向していた選手なのだ。

   05年も、横浜球団は(一応)斎藤と契約する方針でいた。しかし、斎藤のメジャー挑戦の意思が固いため、慰留を断念(というのが公式発表である)。球団としては渡りに船だったかかもしれないが、斎藤はメジャーに挑戦するために、自分から退団を球団に申し出たのである。少なくとも本人はそう言っているはずだ。

   細部だが、大事な細部ではある。