地方巡業を"職場放棄"した横綱・朝青龍(26)にキツイ処分。9月の秋場所と11月の九州場所の2場所出場停止と減俸30%(4か月)。そして九州場所千秋楽(11月25日)まで謹慎。
番組では朝刊スポーツ紙の1面を見せる。そこには赤字大見出しで<引退!>の文字が躍っている。
謹慎とは自宅・病院・高砂部屋以外のところをうろうろしてはいけない。モンゴルに帰国でもしたら即刻廃業となる。
うがった見方をすると、ニホンに再入国するときは綜合格闘技の戦士として?
「これは事実上の引退勧告になるんでしょうか。それにしても蟄居ですね。その間、何をしているんでしょ?」(赤江珠緒)
「趣味が音楽というからねぇ」とスタジオから声が出た。朝青龍の謹慎ぶりに興味津々のようだ。また、コトをやらかすんじゃないか?
「ズル休みをしてモンゴルでサッカーをしていた映像の証拠があるということは、それだけ友だちがいないってこと。それにテングになっていたという意味で、朝青龍と自民党は同じ。でも、処分となると政府より相撲協会のほうが手早かったね」(中村伊知哉・慶応大学教授)
「ぼくにいわせれば26歳の青年に品格を求めるなんて無理ですよ。テングになって当たり前。しかしミスター大相撲であってもペナルティは当然」(北野誠)
番組のコメントに参加した人からも「品格以前の問題」など手厳しい声があった。
「・・・であるけど」と鳥越俊太郎。「ニホン人の相撲取りは弱い。横綱になれない。相撲協会のだらしなさを指摘したいね」
――朝青龍厳罰は、相撲の現状に不満を抱いている思いをバクハツさせたともいえる。