子どもたちの運動能力が年々低くなっている。父母世代が簡単にやってのけたことが、わが子には出来ない。
(1)鉄棒の逆上がり
(2)縄跳び
(3)かけっこ
・・・これが三大難関だそうだ。
スッキリ!!の「今日の特集」は子どもの「体育の家庭教師」。親には教える時間や場所がないし、的確な教え方もわからない。
こうした風潮が需要となって「体育の"お受験"を有料で教えます」――わが子をたくましくしたい――こうした体育の駆け込み寺がちょっとした人気になっている。1レッスン(1時間)が4000円~7000円。いまやスポーツ特訓の派遣会社が100社以上。
番組は特訓にカメラが密着。小3の康平くんはちょっと肥満タイプ。クラスで逆上がりがひとりだけ出来ない。その上に「カッコ悪い」と妹にいわれて発奮した。
この場合は親のサイフとの相談があるのは当然だ。インストラクターのマンツーマン指導を受けて腹筋、なわとびと鍛えながらついに15回目で「やったぁ」・・・レッスン料総額78,750円!
小6の大瑚くんは合気道やテニスなどを得意とするスポーツ少年だった。ところがカナヅチ、泳げない。この夏休みの目標は「クロールで25メートル泳ぐ」
呼吸とバタ足の問題点を克服して4日で成功。「気合いだね」見学に来た母親と祖父はほくほく満足。・・・有料特訓でした。
「これって年齢制限がないのかしら。私も夫も実はカナヅチなので、お願いしようかしら」(三船美佳)
こんな声を無視するように加藤浩次は「いまの子は弱いねぇ。それにぜいたくですよ」
テリー伊藤もさめた口調で「親はいいもんを食わせ過ぎだよ」――