J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

台風去っても「台風情報」が降り続く

   窓を通して聞こえる雨のダンスがやっとおさまってきたら、今度はスッキリ!!が雨を降らせてくれる。他局に退避することもままならず、唄いだしたいどころか、weeping(in the rain)、"涙雨"である。

昨日はどうでした?

   台風の進路情報は、これからの地方にはニュース的価値があっただろう。しかし、スッキリ!!を通して首都圏を振り返ってみると、被害はそれほどでもなく、阿部祐二リポーターが風に吹かれていたり、帰宅途中の人が「ひどい雨で…」とコメントしていたり、ってな程度である。

   ただ、巨大な石が道路を塞いでいるのを、取材班が発見し役所に通報した社会貢献は、大いに大いに讃えられるべきだ。

   ようやくアフター・ザ・レインのスタジオでは、加藤浩次が「東京は昨日、雨がスゴかった」と述懐し、「(さかもと)未明さん、大丈夫でした?」「八代(英輝・弁護士)さんは、昨日はどうでした?」とコメンテイターに聞いていた。もちろん、その答えに耳目を引くようなエピソードがあるのでもない。

   さんざん昨日の"被害"を報じてきた後での、いまさらなスモールトークだ。