横綱・朝青龍をめぐるドタバタ劇はまたまた過熱しそうだ。スパモニはイケイケでモンゴル追跡取材を続けていた。
<バーで泥酔して女性トイレをぶっ壊した>現地のネゲウドル紙がこう報道した。
ホント?もっと聞かせて・・・鈴木篤記者が記事を書いた女性記者を直撃した。
「そのバーは彼が帰省するとひんぱんに出入りして、超VIP待遇です。来るとなると、お気に入りの高級輸入ウイスキーを用意して・・・」
「その日はかなり酔っていてフツーに立っていられない状態だったようです。原因はどうやら店を出るときにナンパした女性を連れ出そうとして脅して・・・それから暴れてテーブルを壊して、女子トイレもドアも壊したようです・・・」
ここからの話はまるでマフィアの世界だ。翌日、女性記者が取材にバーを訪れたときには壊されたとされるものすべてが修復されていた。深夜のうちに証拠になるものを消してしまったのだ。
鈴木篤記者が問題のバーに行ってマイクを向ける。従業員がそろって「朝青龍は1年前に来たけど、最近は来ていない」――店のオーナーも「新聞記事?そんなの知りません」。
女性記者は従業員が証言してくれた録音テープを持っていた。公表できないという。
「情報提供者が特定されると、本人に迷惑がかかりますから・・・」
そういう女性記者の顔にはボカシがかかっている。
“朝青龍親分”の醜態を暴露したとなれば、ボディガードや店員にどんな仕打ちをされるかわからない。ましてや、在籍している新聞社一帯の土地が朝青龍一族に買収される方向だという。
「記事の信憑性は女性記者の話を含めてしっかりしています。地元では力のある朝青龍一族の報復を恐れて、トラブルをひた隠ししているのが明らかです」(鈴木篤記者)
謹慎中!の朝青龍は30日に再来日する。
横綱審議委員会の内舘牧子委員の話によれば「高砂親方はしどろもどろに大暴れの記事はすべてウソだ」といっているそうだ。
「さて、本人がどんな声を聞かせてくれるんでしょうか」と赤江珠緒。
心配なのは記事を書いたモンゴルの女性記者の安全だ。証拠の録音テープの持ち主に危害が加えられるのが心配だ。