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アキバに段ボール肉まん堂々登場 うまいのか?

   段ボール肉まん・・・。07年夏に話題をさらった中国発のあの食べ物が東京・秋葉原に登場する?

全然違いますね

   「肉」の替わりに段ボールを怪しげな「調理法」で柔らかくし肉まんに仕上げた、とされる映像が中国のテレビで放送され、今夏に一気に注目を集めた。ほどなく「ヤラセだった」と決着がついたことになっている。スッキリでは当時、加藤浩次が番組特製の「段ボール肉まん」を試食し、ヤラセ発覚後には「被害者はオレら」と嘆いていた。

   番組が今回取り上げた「段ボール肉まん」の販売店は、07年12月12日に秋葉原で開業する。開店前の店に大竹真リポーターが肉まんを食べに行った。調理シーンは「撮影NG」と紹介するなどモノモノしい。出てきた肉まんをほうばった大竹は「ジューシーですね。普通の肉まんです」。

   早速「落ち」が用意されていた。リポーターが女性店員に「どうしてこれが段ボール肉まんなんですか」と尋ねると、店員は「容器が段ボールになってます」。肉まんを持つ際に熱くないよう肉まんの半分弱を覆う容器がついており、これが段ボール製という訳だ。「肉」部分に段ボールが使われているのでない。容器には「段ボールは食べられません」と、注意書きまである。容器ごと食べる客を警戒してのことか。

   番組はこの販売店の社長が、食品偽装問題について「風化させないようにという強い意志」から発売を思い立ったという「立派」な経緯を説明した。値段は420円(税込み)。スタジオで試食した加藤は「スタジオで(夏に)食べた段ボール肉まんとは全然違いますね」。いずれにせよ、「段ボール肉まん」はともかく、食品偽装問題は確かに風化してほしくない。