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3500万円保険金詐取 「完全犯罪」危険な賭けとは

   笠井信輔アナpresentsの「得もり」コーナーでフィーチュアしたのは英国の「カヌーマン」ことジョン・ダーウィン被告だ。この男、約5年前にカヌーで海に出て以来、記憶喪失状態だとして、今月12月1日警察に出頭。ひとしきり世間の話題となったが、じつは狂言だった。

言いようがないよ

   番組伝えるところでは、"失踪"から約1年後、自宅に舞い戻ったジョン。そのとき、妻のアンに自分の死亡保険金詐取計画を打ち明けたという。妻は約3500万円の保険金を受け取り、ジョンは2年間近く自宅などに隠れ住む日々。が、このままではラチがあかないと2年前に夫婦で中米パナマに移住した。

   しかし、「ずっと家に隠れ住んでいて、解放されちゃったんですかね」(佐々木恭子アナ)という2人。新天地でオープンに暮らしていた。今回の逮捕の決め手は、「パナマ移住者」というホームページに、ダーウィン夫妻の写真が実名で載っていたことだそうだ。

   で、ジョンはなぜ故国に舞い戻り、わざわざ世間の注目を浴びて、完全犯罪を露見させたのか。笠井(番組)の説明では、偽パスポートのビザ有効期限が切れそうになり、この際、自分のIDを取り戻そうと危険な賭けに出たらしい。

   帰国を決意するまでのジョンの心理には興味深いものがありそうだが、番組コメンテイターには「(被告は)頭が悪い人みたい」(ピーコ)、「言いようがないよ」(小倉智昭)と酷評されていた。