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インド洋給油再開 みの「どの辺が国のためなんでしょうかね」

   「国のため、世界のために・・・」と励まされ、補給支援特別措置法に基づき護衛艦「むらさめ」が、昨日(1月24日)横須賀基地から。さらに今日(25日)には、補給艦「おうみ」が佐世保基地から出航する。

納得して行きたいでしょう

   いずれも来月中旬にはインド洋に到着し、女性10数人を含む総勢340人の部隊が給油活動を再開することになる。

   「大変な任務ですがねー」と前置きして、みのが「どの辺が国のためで、どの辺が世界のためなんでしょうかね」と疑問を呈した。

   防衛省によると、旧テロ特措法に基づく給油実績は、2001年12月から07年10月までの間、艦船用燃料224億円、搭載ヘリ用燃料5800万円、水768万円。

   この実績はともかくとして、今回の給油再開が国民の納得を得られたかどうか。十分な審議なしに衆議院で再可決された補給支援特措法に基づくだけに疑問が残る。

   「現場に行く人も、大変な作業だけに納得して行きたいでしょう」(みの)というわけだ。

   元宮城県知事の浅野史郎は「旧テロ特措法がどういう効果があって、どういう結果をもたらしたのか、国会審議で明らかにされないまま新しい法律ができたので行く。検証なしにやっているように見えるところが問題。大変な任務ですから、自衛隊員も国民にきちっと理解されていくのだと思っていきたいですよね」。

   今までのところ、事故もなく無事に任務を完了してきたが、万が一、事故でも発生すれば、この「曖昧さ」は大問題になること必至。