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「危ない」お笑い芸の危ない現状

   NHKの「笑いがいちばん」。チャーリーカンパニーという、懐かしいコントをやるコンビが映っていた。浅草芸人の匂いがする昔ながらの芸人たちだ。テレビではかなり久しぶりに見た気がする。

   ネタは、あみだくじを使った「ごまかし芸」で金を巻き上げるという、特に新鮮味もない話だった。それでも2人のやりとりはどっしりしたもので安心してみることができた。そこはキャリアを感じた。

   お笑い芸人がテレビを席巻しているといってもそれは若手たちだけのことで、チャーリーカンパニーはTVとは縁遠くなる一方だろうな、などと考えながらチャンネルを変えていると、なんと日本テレビの笑点にも出てるじゃないか。びっくりした。1日に2度もテレビでチャーリーカンパニーを見るなんて。と楽しみにしてみると、ネタはさっき見た「笑いがいちばん」と同じあみだネタだった。たまたま放送日が重なったんだろう。それにしても、せっかく1日に2回もテレビに出るという彼らにとって「最高」の日だったのに、ネタがかぶるという「最悪」の結果になってしまった。ネタの調整をしようと思えばできたんだろうけど。

   いずれにせよ、ベテラン勢にもがんばってほしい。若手にはない「芸」を感じさせてほしい。

      浅草の 匂い懐かし 危ない芸