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「銃規制反対」故ヘストンの「迫力」にビビッた?

   アメリカの名優にして、全米ライフル協会(NRA)元会長のチャールトン・ヘストンが亡くなった。司会のみのもんたが年表のフリップを持ち、「十戒」や「ベン・ハー」、「猿の惑星」といった代表作を一通り振り返ったあと、"後期"を代表する活動へと話は移っていく。

そりゃあ、すごい迫力でした

   「このライフル協会というのは、大変な団体なんでしょ」。みのがコメンテイターに問いかける。

   「アメリカでオンゼンたる政治力を持ってます」。いつものように、温然たる語り口の末吉竹二郎・国際金融アナリストが回答する。が、アメリカ社会の銃規制反対運動の先鋒であるNRAの穏やかな政治力とは何だろうか。ひょっとしたら「隠然」と言いたかったのか。

   本日のもう1人のコメンテイター、杉尾秀哉・TBS解説委員。1999年、コロンバイン高校の銃乱射事件直後に行われたNRAの大会を取材し、ヘストンの演説を聞いたそうだ。「(規制絶対反対を訴えるさまは)そりゃあ、すごい迫力でした」

   いつもは「銃野放し問題」に厳しい態度で臨むはずの末吉や杉尾も、今日ばかりは、故人およびNRA的主張、活動を紹介するにとどめていた。行間に多少の批判的な調子をにじませつつ――だが。