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内柴「金メダル」 辛口コメンテーターはこう評した

   <テレビウォッチ> オリンピック序盤、日本選手団は北京の空と同様の暗い雲に覆われた。早々と予選リーグ敗退が決まった男子サッカー、銅メダルに終わった谷亮子、野口みずきの肉離れ……。

   このスッキリしない空気を振り払ったのが柔道男子66キロ級の内柴正人(30)といえるだろう。アテネ大会に続いて2連覇、今大会、日本に初の金メダルをもたらしたのだ。積極的に動いて常に攻撃をしかけ、自分のペースに巻き込んで勝ちをもぎ取る彼本来の力強い柔道を見せた。

   優勝を決めた直後、会場にいた妻(28)と息子(4)に向かって、「あかり、ひかる」と叫びかける姿が印象的。優勝インタビューにも「親父の仕事をしっかりやりました」と誇らしげに答えた。辛口のコメントで鳴らす勝谷誠彦も、「久しぶりに美しい日本語を聞いた。心から思っているから何の衒(てら)いもなく出てきた」と称える。

   勝谷はよほど内柴のことが気に入ったのか、「強い人間が勝つとは限らない。勝つ人間が強いのだ」という発言も紹介。「いいことを言ってますよ」と手放しのほめようだった。

   内柴につづく日本選手のメダルラッシュを期待したいところだ。