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中国ネット 五輪選手への「本当にヒドい書き込み」

   <テレビウォッチ>北京五輪の110メートル障害走で、中国の人気有力選手である劉翔が棄権した。中国のネット掲示板などでいかに罵倒されたかが、日本で大々的に報じられているが、中国のネット情報にかけては第一人者であるスポーツキャスター小倉智昭も黙ってはいなかった。

本当にヒドい書き込みが…

   ただし、今回は「中国の2ちゃんねる」を読むのはやめたらしく、手元の資料に目を落としながら、「大手のポータルサイトのシンロウモウ(新浪網のことらしい)には4万件の書き込みがあって、そのなかにはたとえばですね――」と紹介しはじめた。

   「(略)とかですね、『この脱走兵め』『意気地なし』『13億人を傷つけた。新記録だ』など、もう本当にヒドい書き込みが殺到いたしました」

   一方では、こんな書き込みもあったという。「異常な社会だ。非常に多くの中国人が、責任と義務を他人に押しつけようとし、その人が成功すれば天まで持ち上げる。そのかわり、失敗すれば地獄に落とす」

   どうやら、これらの"掲示板の声"は読売新聞記事の朗読だったようだ。

   小倉ほど信頼のおけるキャスターであればソースを明かす必要もないだろうが、読売の記事には「沸騰する掲示板」が新浪網だとは書いてない。たぶん4万件の書き込みをチェックして見つけたのだろう。