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「政権投げ出す」首相と「段取り間違える」アナウンサー

   <テレビウォッチ>得もりコーナー担当で襟付きベスト愛好家の笠井信輔アナは、コーナー直前のCMが明けた後で登場する。スタジオの所定の位置に歩いてくる姿をカメラが映しだすのが決まりだ。

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   ところが今日(9月3日)の笠井はタイミングを間違えたのか、先にポジションについてしまい、戻ってウォーキングをやり直す失態を演じた。このときは、「突然政権を投げ出す首相もいれば、段取りを間違えるアナウンサーもいる、とご理解ください」と冗談交じりに笑顔で詫びたが、それは受難の前兆なのだった。

   タイの政府デモを「得もりボード」で解説している最中、「7割不支持」の文字をボードに貼り付け、「7割の国民が政府に対して不支持というデータもあります」と説明した。そこで耳のイヤホンに手を当てると、しばらくの間、テレビ的には永遠と思える時間、笠井は固まった。なんと、あろうことか、「7割がデモ不支持」の主語を取り違えてしまったのだ。

   それがわかると、出だしと同じように「すいません」と謝ったが、笑顔はもうなく、一気に憔悴したような笠井であった。