<テレビウォッチ> 大分県の教員採用試験汚職で、今年度採用された教員21人が不正合格だっだとして採用取り消しが決まった。それも本人が希望すれば臨時講師になれ、そう望む人もいる。
しかし、その場合不正採用だった事実を児童・生徒と保護者に公表しなければいけないという。「子供たちから何を言われるか。保護者からもプレッシャーがかかる。これで良いのか」とリポーターの大村正樹は疑問を投げかける。
「カネで資格取った先生だ、って(子供に)言われるじゃん」「点数が足りなくておカネで入った。先生としての能力が欠如してるってことでしょ」。司会の小倉智昭も口をとがらせ、カネまみれの偽装教師は辞めさせろと言わんばかり。
ところが、コメンテイターの諸星裕・桜美林大学大学院教授は「先生としての能力に問題はない」のだと言う。数十人の枠に数千人の応募者が殺到する教員採用試験では、本来合格外でも、点数の差はわずかで能力の差はほとんどない。「逆に、こういう先生のほうがいい可能性はあるわけですよ(逆に頑張るから)」と力説していた。