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木村多江の新ドラマ こ、腰が抜けた

   <テレビウォッチ> NHKのドラマ、上海タイフーン。2回目を見た。主演は木村多江。寂しそうな演技をする女優でけっこうタイプだ。共演は、松下由樹やMEGUMI、ピーター・ホー、古谷一行ら。

   主人公はアパレル業界で働いていて優秀だったが、トラブルから上海へ移り再起を図ろうとする。今は仕事がなく花屋でバイトしている。間が悪く、人の気持ちが分からない女性という役柄だ。

   実際、この主人公みたいなタイプの女性は結構いるんではないだろうか。一方、上海に行って一旗、みたいな女性は今でもいるんだろうか、とも思った。後で聞いてみると、結構日本の若い女性起業家ってのはいるらしい。

   話の展開のテンポがあって退屈しないドラマだ。上海の近代的な側面と昔ながらの街並みを両方登場させているのも興味深い。

   期待した木村の肝心な演技の方は、一本調子だった。やっぱり主役じゃなく脇役の方が向いてるのかな、と思いつつ、まだ上海に着いたばかりで戸惑っている女性をうまく演じていると理解できなくもない。そのうち実力を発揮してくれるだろう。現段階で評価すると、ちょっとがっかりだ。

   作品として今後面白くなっていきそうだ、と期待は持てた。中国ロケは本格的で結構カネはかかってそうだ。さすがNHKといったところだろうか。

      上海で 暮らす勇気に 腰抜かす