大の阪神タイガースファンで知られる、タレントの千秋さんにとって2008年10月8日は落ち着かない日だった。
この日は、同率首位の読売ジャイアンツと阪神タイガースとの直接対決があった。2チームのうち、勝者にはマジックナンバーが点灯。リーグ優勝へと大きく前進する、大事な一戦なのだ。
そういうわけで、千秋さんが綴った同日のブログには、タイガースを応援している様子が何回にもわたって更新されていた。
「いてもたってもいられないのはワタシだけですか」
「行くしかないでしょう、行くしか」
「やっぱり来ちゃった」
もともとは自宅にいたようだが、結局、決戦の地・東京ドームへと足を運んだ。球場内ではバックネット裏にも接近。掲載された写真には、阪神の正捕手・矢野輝弘選手の後姿が見える。
とはいえ、この日はジャイアンツに軍配が挙がった。翌9日のブログで千秋さんは、
「ワタシの気持ちと裏腹に空はこんなに青い。
失恋した朝ってこんな感じ?」
と、気落ちした様子を見せていた。だが、タイガースがまだ残り3試合を控えていることに触れて、「心折れたらだめ」「気持ち切り替えてこ」と、気分を一新している。