<テレビウォッチ>「(警察は)顔を出してほしい。軽犯罪と思うから顔出さないんでしょ。ふざけた話ですよ」というテリー伊藤の怒りはもっともだった。
11階建てのマンション最上階から通行人めがけて数10リットルの水を掛けていた男2人が暴行容疑で逮捕された事件である。
男は東京・港区内のマンションに住む無職、萩原継太郎容疑者(24)と友人の会社員、山名克典容疑者(25)。
マンションは、近くにJRと地下鉄の駅があり、マンションに面した道路は人通りの多いところ。容疑事実は、マンション最上階からバケツに入れた数10リットルの水を30メートル下の路上を歩いていた41歳の男性と3歳の男の子めがけてかけた。
親子はズブ濡れになったものの、幸いけがはなかった。
しかし、これが初めてでない。マンションに住む住人によると、最初見たのは今(2009)年1月か2月だった。夜中に火災報知機が鳴ったので外に出た住人めがけて水がバッシャ―」。
萩原の部屋に同居している女性も次のように証言する。
「半年前から日常茶飯事でしたね。週に2~3日、酒を飲んだ日は必ずやっていました。最初はゴミ箱とか小さいゴミ箱で(水を入れ)やっていた。そのうち大きいバケツ買ってきてやり始め、『今度はホース買ってくるか』と言っていた」
「本人はゲーム感覚というか悪ふざけ。考えがおかしいというか、警察官にもかかったみたいで、命中しても笑っていた。言っても止めなかった」
水を掛けただけで、暴行容疑で逮捕するのは異例らしいが、30メートル上からとなるとどれだけ危険な行為か……
真冬に水を掛けられだけでもたまったものではない。まして路上には、足腰の弱った高齢者やヨチヨチ歩きの幼児もいる。水の塊が落ちてきて転倒し、大けがをする可能性もある。
一体、この男たちの知能レベルは? コラムニストの勝谷誠彦は「小学生だよね。小学生なら持てる水もタカが知れているけど
大人が本気でやるとは……逮捕するしかない」とバッサリ。
さらに返す刀で「証言してくれた同居の女性の話も無力感が伝わってきて……」と。
テリーは「他人事のようにね……。この女性の話では酒を飲んでは100回ぐらいやっていた。乳母車が通っていたらと思うと怖いですね~」。
悪ふざけも度が過ぎるが、始めてから逮捕されるまでに半年というのも遅過ぎて不可解??