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上原投手「昨期手を抜いた」説 小倉の見立てとFAの本質

   <テレビウォッチ>昨日(4月9日)の放送中に、MLB初登板(初勝利)を果たしたボルティモア・オリオールズの上原浩治投手。プロ野球の巨人に在籍していた昨季の不調は「演出だった」と看破してみせた小倉智昭キャスターは、今日のオープニングトークでも「去年のピッチングは『コントロール』されていた」説を披露するのだった。昨日の「演出」よりは、若干表現が後退したようである。

とても安い買い物だったね

   「上原は、2004年ぐらいからポスティングシステムでメジャーに行かせたくれと頼んでいたが、巨人は出してくれなかった。それでちょっと腐っちゃったな、というのもあり、昨年はもうFAだし、気持ちがメジャーに行っていて、日本では手を抜いたんじゃないか」

   その結果として、「ボルティモアはとっても安い買い物をした」。最後にカネの話で締めくくるのがらしいところだが、球団側に移籍の決定権があるポスティングの場合、選手がサボタージュして、そこまでやるならメジャーに売っちゃった方がトクだね、と球団に思わせる戦法もアリだろう。しかしFA(フリーエージェント)の選手は自由に移籍できるのだから、そんな必要はない。むしろFA年(の前年)には、選手は買い手にアピールするために、頑張るはずだ――と考えるほうが自然ではないかしらん。