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清水由貴子の「介護自殺」 おおたわ「頑張っても先見えず…」

   <テレビウォッチ>ドラマ、バラエティーで、あれだけ明るく元気にふるまっていた清水由貴子さんが自殺した。静岡・小山町にある霊園の父親の墓前で死亡しているのを発見されたのだ。傍らには車いすに座ったままで意識不明の母親の姿があった。硫化水素によるとみられるという。

辛いですよ

   3年前、所属事務所に「母親の介護もかねてユックリしたい」と申し入れて芸能界を離れ、母親、妹と3人で暮らし、衣料品会社でパート勤めをしていたらしい。母親は30年ほど前から糖尿病と腎臓病を患い、最近は視力が低下していたといわれる。

   テレビの仕事を一緒にする機会が多かったというテリー伊藤は「ビックリというか、ガッカリというか。辛いですよ」と、珍しく言葉少な。その分、おおたわ史絵が「介護の問題は、他人事ではない。頑張っても頑張っても先は見えず暗い気持ちになる。その中で、怒り、焦り、絶望が生まれてくる。まじめな人ほどその状態を自分でコントロールしようとしてしまうので辛くなる」と長めの分析。

   ロバート・キャンベルは「お父さんの墓の前で、お母さんを車いすに座らせて、というのは、ふた親の前で命を絶ったということ。介護が大きなきっかけだと思うけど、私たちには見えない何か悩みがあって救いを求めていたのかもしれない」と言った。

   享年49。「ご迷惑かけてすみません。消防に連絡お願いします」と書いたメモが落ちていたそうだ。母親の命に別条はないという。