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「仕分けに不満」五輪出場者たち 本当に「ムダ・中抜き」ないですか?

<テレビウォッチ>事業仕分けで「削減」の判定が下ったJOC(日本オリンピック委員会)への国庫補助金について、メダリストが打ち揃って記者会見を開き、抗議の声を上げた。

吉田沙保里(レスリング)「国がしっかり支え、選手やコーチが安心して戦えるようにしていただきたい」
入江陵介(背泳)「取れるはずのメダルがとれなかったりする」
太田雄貴(フェンシング)「子どもたちに遠征費やユニフォームを全部、自己負担金でという事実は、あまりにも未来につなぐには悲しい」

   番組によると各国の補助金は、アメリカが165億円、イギリス、中国が120億円、ドイツ274億円、オーストラリア110億円。これに対して日本は現在25億円。

   ロバート・キャンベル(東大教授)は「何もないところから選手たちがずーっと自己負担の精神でやって行くには限界がある。オリンピックに参加して打って出る以上、支えないといけない」と「削減」に異議の立場。

   テリー伊藤は「補助金は地方からも出ているから実際は25億円だけではない。1度、見直すのは悪いことではない。スポーツ振興くじの金をこちらに回すのも見直しの1つだ。1度チャラにしてもう1度、整理することの方が大切」と「見直し」に力を入れる。

   加藤浩次が「トップの選手以外のところで、ムダな金がもしかしたらあるのかもしれない。でも苦しいことは確か」と選手たちに同情を寄せて締めくくった。

   ここでも問題は『中抜き』だろう。