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除雪体力崩壊 ゼネコンと公共工事との関係

<テレビウォッチ>世界的に寒波襲来のなか、番組によると、近い将来除雪作業ができなくなる不安が生じてるそうだ。理由は「地方ゼネコンの弱体化」。群馬県の建設業協会は、「数年後」までに除雪体制が維持できなくなる可能性が高いというアンケート結果を発表した。

   というのも、除雪作業はゼネコンが地方行政から請け負うが、カネは実際に稼働した時間にしか支払われない。「雪はいつ降るかわからない」ので収入の見込みが立たないのに、機材の維持費、熟練作業員を維持する人件費がかかるのだ。

   そのため、多くのゼネコンでは、夏期の公共事業の利益などから持ち出しに。ところが、肝心の公共事業が減っているので、このままでは「除雪をやっていたら小さな会社はつぶれてしまう」そうだ。

   スタジオでは雪国育ちの小倉智昭キャスターが「東北、北海道は除雪できないと経済停滞しますから。こういうことは、政府がもうちょっときちんと把握しないといけない」と、いま聞いた陳情をもとに国民の声を政府に突きつけていた。