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キンコン西野と小説挑戦 出す前の「あんまりな言葉」

   お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が2010年3月17日のブログで、仕事への熱い想いを語っている。

「『もう、芸人が書く小説は売れないよ』とよく言われる。これから出そうとしているのに、あんまりな言葉だぜ、まったく」

   芸人の書いた小説が落ち着いてきたことは感じている。だが、「ようやくフラットな状況になった」というのが西野の考え。小説執筆を生業としている人の間に割って入っていこうとするのだから、簡単な話ではないことは承知の上だ。

「得が少ないからといって取りやめるわけがない。お笑いを作る側なんだから、プラスマイナスで自分が少しマイナスになるぐらいがちょうどいいし、なによりボクらは石に齧りついてでも自分の好きなことをやり続けなくちゃ。それがボクらのお仕事だ」

   実は以前にも、持ったテレビ番組に規制が多いせいで、なかなか自由にできないことがあった。ディレクターと酒を飲み交わす時には「いつか、もっと‥」とこぼし、もっと発言力を持ちたいと語ったものだった。それが今度、くだんのディレクターと仕事をすることになり、かつて話していたことがついに実現しそうというのだ。

   こうした取り組みを、西野は「やりたいのよ。やりたくてしかたがないの。やりたいことがやれると信じて飛び込んだ世界だから、往生際悪く、やりたい」と熱く語る。

   人によっては「やりたいことばかりではいけない」という意見もある。が、西野は「楽をしたい」わけではなく、やりたいことをしたいためには辛いことも受け止めている。「ボクはね、『嘘』みたいなことをやりたい」<テレビウォッチ>