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「辞めない」小林議員「中央の指示ない」 ファイナルアンサー?

<テレビウォッチ> 民主党の小林千代美衆院議員に北教組が違法献金していた事件で、きのう(3月22日)選対関係者2人が起訴(政治資金規正法違反)された。小林議員は会見で、離党や議員辞職を否定、党中央からの指示もなかったとした。

みの「ないわけない」

   みのもんたがこれにかみついた。「中央からの指示がないんですか? ないわけないですよ。党としてどうしたらいいか、なんだから」

   このやり取り、実は微妙だった。記者から「党や幹事長からの指示はあったのか」と聞かれ、小林議員が口ごもったところを、脇にいた佐野法充・民主党道連幹事長が「それはないですよ。道連にもなかったし、道連にないということは本人にもない」

   小林議員の選挙は、北教組の丸抱えに近い状態だったことがわかっている。問題の資金も、麻生政権下で解散がのびのびになった結果、選挙資金が枯渇した穴埋めだったとみられている。議員本人は「存じませんでした」というが、それは即ち丸抱えということだろう。

   現に、昨2009年10月に摘発された公選法違反も北教組関係者。2月に有罪判決が出て控訴中だが、確定すれば連座制の適用で議員失職になる。そんな状況で党中央が放っておくはずがない。

補選時期の攻防?

   しかし、秘書3人が逮捕された小沢幹事長はそのままで、逮捕されたうちの1人石川衆院議員は離党はしたものの、いぜん議員を続けている。小林議員周辺は、「小林が辞める理由はない」といっているのだそうだ。

   杉尾秀哉も、「指導できないんじゃないですか」という。

また、参院選をにらんだ戦略もありそうだ。6月16日までの国会会期中に辞職すると、補選が参院選と同時になる。が、会期後に辞めると補選は10月になる。

   それまでじっと我慢というのか。

   みのが「学校の先生たちでしょう?」

   杉尾「1600万円の出所が問われている。逮捕前は認めていたのが、いまは黙秘しているらしい」

   自民への財界献金はご存知の通りだが、労働組合というのもすごいということがわかった。その意味では歴史に残る事件のようだ。