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政権交代で「日本悪くなった」 民主党3つの失敗

テレビウォッチ>鳩山政権の支持率が30.5%に急落したと、21、22の両日行われたFNN世論調査(1000人対象の電話調査)の結果を取り上げた。

支持率の危険水域

   政権運営の危険水域といわれる30%に近づいており、キャスターの小倉は「自民党の体たらくでは政権交代といっても……。日本の政治に夜明けはないのかね~」と嘆いた。

   この数字に民主党の仙谷国家戦略担当相は「大変危機的だよね」。

   副幹事長解任が3月23日にも正式に決まる渦中の人、生方議員も「いきなり問答無用で(批判者を)切って捨てるという態度に対し国民が、こういう体質で民主党は大丈夫かなという反応が数字に出ているのでは……」。

   調査ではこのほか、首相の指導力について『評価しない』が84.7%(前回比5.3ポイントアップ)、政権半年間の実績についても『評価しない』が57.5%にも達した。

   自民党政権時代に比べ、項目別に良くなったか? 悪くなったか?については、「日本経済」は『悪くなった』が48.6%、「国民と政治の信頼関係」でも『悪くなった』が56.8%、「日米関係」も『悪くなった』が43.8%だった。

「体質が怖いという印象」

   急落の理由について政治アナリストの伊藤惇夫は次の3点を挙げた。

「1つは、政治とカネの問題、総理と与党の最高実力者、小沢幹事長2人揃って秘書が『政治とカネ』で起訴されるなんて過去の政治史にはなかった。2つ目は、米軍普天間基地問題の迷走。総理にリーダーシップが本当にあるのだろうかという不信感。3つ目は、生方副幹事長の解任問題。体質が怖いという印象を一気に国民に与えてしまった」

   伊藤はムリを承知で「鳩山総理が小沢幹事長の首を切り、リーダーシップを発揮すれば支持率回復するだろう」という。

   しかし、それには自らのクビを差し出さなければスジが通らない。2人クビ揃えて差し出すことができるかどうか……