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iPad木っ端微塵化計画 悪気・恨みなし、しかし…

<テレビウォッチ>今週にかけては、米アップルが新発売したタブレットPC「iPad」関連が動画サイトのYouTube(ユーチューブ)を席巻した。なかでも、再生回数500万回超と、圧倒的な人気を誇ったのは、iPadを文字通り木っ端微塵に破壊する動画である。

   問題の動画「Will It Blend? - iPad」には、アップルへの抗議や抵抗、iPadへの嫌悪、――といった意味は込められていない。Blendtecという米企業が、同社のブレンダー(ミキサー)製品の強力なブレンド力をアピールするための「実験」として制作したものだ。同社、これまでも数々のアップル製品やゴルフボールなどを破壊粉砕、いやブレンドし、動画を公開してきた。

   さて、おなじみのラボには、今回も同社創業者のトム・ディクソンが立っていた。目を保護するゴーグルに白衣姿で、iPadを手にしている。「iPadはとても役に立つ。だが、ブレンドできるか、それが問題だ」と決め台詞を残して、実験がはじまった。

   だが、すぐに問題が発生。アイフォーンなどにくらべて大きなiPadは、ミキサーのカップに入らないのだ。これは難題ではないか。「でも大丈夫」。トムはそう言うと、カップを外したミキサーの台座部分に、iPadを思いっきり、何度も何度も打ち付ける。ディスプレイは全面にひびが入り、哀れiPadは2つ折りに――。

   そうして、ミキサーに無理矢理押し込み、スイッチを押すと、今度は大きな音とともに、鉄粉のような粉末が実験台に舞い散りはじめた。どうやら上フタが完全に閉まらないようだ。それでも、フタを押さえつけながら、しばらく待つと、iPadは徐々に形を失っていき、ついには粉々になった。今回もブレンド成功だ。

   「ちょっと大変だった」と言いながら、トムさんは満面の笑み。なお、この実験は家庭では絶対に行わないでくださいとのことなので、ご注意を。

OP・コンチーネ