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ユニーク専門外来で『口臭といびき』一発解消

   「特定の病気を診るユニークな専門外来が次々と誕生しています」とキャスターの葉山エレーヌが言う。

   取り上げたのは現代人の悩みのタネの口臭といびき。500人の口臭を治療してきた歯科医と、わずか数分間の手術でいびきを治療する専門外来を取材した。

唾液出すストレッチ

   20代から30代が最も気になる他人の臭いは、口臭がトップで44.0%、次が汗・体臭(29.2%)、タバコ(8.4%)、香水・化粧品(6.0%)、加齢臭(5.4%)、足の臭い(4.2%)の順(『ザ・総合病院』メディカル広報センター調べ)という。

   6年前から500人の患者の口臭を診てきたという東京・大久保の歯科医院によると、訪れた患者の中には「口臭が気になって電車の中で息ができなくなる50代の女性」や、「口臭に悩み不登校になった女子中学生」がいたという。

   口臭の原因は生活習慣や緊張、体調不良などによる生理的口臭と、歯周病や糖尿病、副鼻腔炎などの病的口臭の2種類。一般的な生理的口臭の原因になっているのは、500億個も活動している口の中の細菌だ。細菌が食べ物などを分解して口臭を発生させるのだが、普通は唾液によって細菌の活動を抑制されている。ところが、朝の起床時や緊張した時には唾液が不足し、口臭が発生しやすくなる。専門医によると、口臭を発生させないためには、サラサラの唾液を出すことが必要で、唾液を増やす舌のストレッチが効果的という。

   そのストレッチとは、(1)指2本分ぐらい口をあけ舌を縦横に動かす(2)歯を食いしばり口元を横に引き上げる(3)口を尖らせ左右に回す。この3つを1週間続けると効果が実感できるという。

   緊張の時の口臭対策は、喋らない時に舌を丸めておくと舌の緊張が起こらないので、唾液の流れが常に確保できて効果があるという。

高周波ラジオ波治療器

   次はいびき。中高年の男性は6割、女性は4割がいびきをかくという。寝ると気道の筋肉がゆるみ、気道が狭くなっていびきをかきやすくなり、飲酒後の睡眠は筋肉のゆるみがさらにゆるむので、」いびきはひどくなる。

   いびきをかきやすいタイプは、脂肪で気道が狭くなる肥満、気道の筋肉がゆるくなる高齢者、もともと鼻の通りが悪い人などだが、仰向けではなく、横向きに寝るとかきにくくなる。

   根本的な治療は、肥満な人はダイエットで脂肪を落とすこと、鼻の通りが悪い人は数分で手術ができる『高周波ラジオ波治療器』などの治療を受けることという。

   司会の加藤浩次「過敏になり過ぎないことも必要ですよね」

   口臭に悩んだあげく不登校などは、気にし過ぎだ。