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逮捕検事「特捜エース」とは笑わせる!本当の顔は「でっち上げエース」

   番組冒頭は当然のごとく大阪地検主任検事(43)逮捕のニュース。厚労省の元局長が無罪(大阪地検が控訴断念して確定)となった「郵便不正事件」で、押収した証拠のフロッピーを書き換えた容疑である。元局長など事件の被告たちを有罪に導くために検察が描いた「ストーリー」に合わせるべく改ざんしたのではないかとされる。

『秋霜烈日』の崩壊

   MCみのもんたが「何のためにこんなことをしたのか。報告を受けた上司はいったいどういう処置をしたのか」と呆れ、コメント陣に感想を聞く。

   早野透(桜美林大学教授、元朝日新聞記者)「あり得ないことが起きた。特捜検察は正義の代表、『秋霜烈日』といわれた厳正さが崩壊してしまうと、自分で自分を守らなければならなくなる」

   田中雅美(スポーツキャスター)「ただ単に自分の名誉、結果を積み上げるためにやったとするなら恐ろしい」

   内野雅一(週刊エコノミスト編集長)「世の中全体の信頼をうち砕いてしまう事件。(逮捕された検事は)43歳で、デジタルに相当なじんでいる世代のひとつの問題が出ている気がする。デジタルだから簡単に消せるとか、できちゃうという意識が出ているようで怖い」

   容疑者は「特捜のエース」と呼ばれていたという。みのは「何をもって『エース』と言われたのか。検察の描くとおりの構図を立証して事件を作り上げるエースだったら大変なことになる」と険しい顔つきだ。

   最高検は「前代未聞のスキャンダル」を裁き切れるだろうか。