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ベルトを焦がし、マッチに火が付き…「世界最強の手持ちレーザー」って何だ?

   動画サイトのYouTube(ユーチューブ)に商品の紹介・宣伝動画は珍しくないが、再生回数150万回級となれば、かなり破格である。

   「World's Most Powerful Handheld Laser - Review & Giveaway!」という名の動画がそれ。ここで「世界最強の手持ちレーザー」とされているのは、 Wicked Lasers社の「Arctic Spyder III」。「現代のライトセーバー」と評する人さえいるというから、およそ尋常ではない。

動画通販で再生回数150万以上

   一見すると、普通のLEDライトだが、点灯すると、ブルーレーザーと呼ばれる一直線の青い光が異彩を放つ。動画再生2分過ぎごろには、最強レーザーの最大級の「危険」が紹介されている。出力を最大にした場合は、ベルトを焦がし、マッチに火がつく。生物には絶対にむけてはいけないし、裸眼で光を―たとえ反射光でも―見てはいけないそうだ。

   パッケージにはレンズが7つ、目を保護するメガネ、専用のリチウムイオン電池&充電器も付属して、お値段約299ドル。メーカーの直販サイトでは、日本を含む世界70か国に配送可能だとしている。

   いまひとつ用途がはっきりしない商品だが、動画のコメント欄では「この青い光、ほしい」といった声が聞かれるほか、動画を見た人向けの商品プレゼントに応募した人の書き込みが続出。実際に、メーカーには予想以上の注文が殺到し、出荷に遅れが出たという。

   一方で、製品の使用者からは、この動画の映像などから期待したほどの出力はなかったhttp://www.gizmodo.com.au/2010/09/what-happened-to-wicked-lasers-spyder-iii-pro-arctic-laser/との報告もある。

ボンド柳生