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「教師が忙しすぎるからいじめ防げない」に賛否激突

   群馬の小6女子の自殺を契機に、「スッキリ!!」はいじめ問題キャンペーンを展開中だ。視聴者に呼びかけたところ、いじめに悩んでる家庭から続々とFAXが寄せられ、現役教師からも意見が届いているという。

   そのなかには、学校側がいじめに対応できない一因として、「多忙」をあげる教師もいる。度重なる教育改革などを経て、研修・会議が急増し、授業が終わったあとも、教師はそれらが目白押しで忙しすぎる。時間がない。余裕がない。放課後に子どもと触れあう時間がなく、目配りができない。そんな現状がいじめの防止、早期発見などを阻害しているといったことである。

時間に余裕もてれば…

   これに対して、コメンテイターのテリー伊藤は「多忙」を一種の責任逃れと見て、「忙しいから(いじめを防げない)って、人のせいになってますよね」などと、あからさまに嫌悪感を示す。

   「多忙なのは事実だろうが、熱意もなくなってるような気がする」とは弁護士の本村健太郎。

   一方、小室淑恵・ワーク・ライフバランス社長は「民間企業でも、長時間労働の職場にはいじめが多い。(教師)個人の抱えるストレスは大きく影響してると思う」と言う。教育評論家の尾木直樹も、教師が多忙で教育上の問題がさまざま起きていると、以前から主張しているひとりだ。

   司会の加藤浩次が「前のように教師が時間に余裕を持てればいじめは減りますか」と、ちょっと懐疑的なニュアンスを含みつつ聞くと、尾木は「減りますね」と即答した。