J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

他人の顔を買って人生変わるか―予想裏切られる楽しさ

FACE MAKER(日本テレビ系2010年12月16日夜11時8分~>まあね、もう少し目が大きかったら、二重だったら、鼻が高ければ、肌がきれいになれば…なんて、顔に関して変えたい部分なんてたくさんあります。多くの女子は「この部分が改善されればもっとイケてる顔になるのにぃ」と思ったことはあるはず。それでも整形をする人は多くはない。日本人はやっぱり少なからず整形に対して抵抗ありますよね。女子の場合だと、化粧で割とごまかせるってのもありますが。自分の顔を他人の顔と入れ替えたら、人生はどう変わるのか? 考えてみるだけなら、結構楽しい。

ハッピーエンドじゃないサスペンスの醍醐味

   天才美容整形外科医・霧島(永井大)のもとを訪れるのは、ややワケありの人達。今回は犯人追跡中に一般市民を誤って轢いてしまった遥(藤谷文子)が訪れる。刑事をやめて、自分の罪の償いをするために顔を変え、美里(白石美帆)として自分が轢いてしまった被害者の子ども理子の面倒をみようする。

   自分の罪の償いとはいえ、顔変えて少女の世話をするってのはなぁ~、賛否両論ありそう。話がややこしいし…。結局、理子と和解してハッピーエンドかなと思って見てたのだが、中盤から流れが変わる。なんと、整形前の自分の顔をだれかが「買った」というのだ。

   理子は遥が自分を裏切って刑事に復職したと思い、母親のカタキをとろうとするのだが、遥の顔を買った人物の逆襲にあい、ピンチに追い込れた理子をかばって美里(遙)は死んでしまう。ラストのここらへんの流れが、なかなかテンポよい。まぁ後味が良いとはいえないけど、下手にハッピーエンドにまとめてないところもサスペンスの醍醐味。

   前半の予想をくつがえされて楽しめた。霧島が「これはアンタが望んだ償いの結果だ」と言ったように、こういう形での償いは自分の首を絞めるってことか。ドラマは1話完結型で、次回は遥の顔を誰が買ったのかが明かされるらしい。

(てらっち)