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岩手県・大沢小学校―卒業生が震災伝えるタイムカプセル

   「こういう光景を見るのは辛くて悲しいけど、子供たちの笑顔を見ると嬉しい思いがする」とキャスターのテリー伊藤は語った。今朝の「スッキリ!!」は東日本大震災で震災に見舞われた子供たちの姿を追った。

「両親に会いたい」

   津波で大きな被害を受けた岩手県山田町の大沢小学校――。卒業児童29人が20歳になった時の自分に向けて手紙を書き、タイムカプセルに入れて校庭の片隅に埋めた。元6年2組の生徒たちは卒業記念にタイムカプセルをと考えていたが、震災で計画は中断。しかし、23日(2011年3月)の卒業式の日に、担任の佐藤はるみ先生が児童に聞いたところ、「こういうときだからこそやりたい」という多くの声が上がった。

   ある男子生徒は「将来はプロ野球選手になりたい」と思いをつづり、女子生徒は行方不明になっている両親に会いたいと切ない思いを将来の自分に伝える。

   佐藤先生「大地震に大津波、まるで夢のような出来事だったけど、これが現実。でも、生徒たちはしっかりと受け止めている」

20歳の自分宛

   司会の加藤浩次「僕たちは、被災した子供たちは落ち込んでいるのではないかと思いがちだが、しっかりと前を向いている。大丈夫、必ず立ち直れる」

   八代英輝(元裁判官・国際弁護士)「彼らは前に進んでいる。明日のためにいま何ができるのかを考えている。とても心強い」

   その時、日本は児童たちの期待に沿える国になっているのだろうか。