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「給食の食材大丈夫なの?」保護者騒ぎ過ぎか自衛なのか

   都内では、わが子を放射線から守ろうと、給食の食材や水道など、学校の放射線対策を懸念したり、自衛策を講じる保護者が多い――。そんなリポートが流れると、司会の小倉智昭は薄笑いを浮かべながら見守り、「頭でっかちになってる人が多いですよね」と吐き捨てた。オグラは、新型インフルエンザ騒動のときと同様に、放射能についても「騒ぎすぎだ」との見解を保ち、ふたたび勝利する気でいるのかもしれない。もっとも、オグラ自身が東日本の産物を積極的に仕入れたり、食べているというパフォーマンスは、現時点では把握できていない。

   放射能の心配する人しない人。オグラやとくダネ!コメンテイターのように、騒ぎすぎだ、非科学的な風評だ、日本の水やスーパーは安全です!的な主張をする人がいれば、その対極には、政府やマスコミなど端から信用せず、ネットで知った「真実」を信じ、実際は政府の言うよりずっと危険だとして、自衛の上にも自衛を重ねる人もいる。

筆者はさっぱり…

   どちらがただしいのか、筆者にはさっぱりだ。いずれにしろ、人間がつくった「安全」な原発の事故のせいで、現時点ではただちに健康に影響はなく、おそらく将来的にも御用学者が健康被害との因果関係を否定するレベルの、しかし平時の基準からすればただちに異常な人工放射能(これを浴びることは海外旅行や医療検査などとは違ってなんのメリットもない)と、否応なしに付きあって暮らさざるをえない。そういう東日本の現実は悲しくてしかたがない。