J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

この非常事態にいよいよ日本危うくする「5つめのK」

   4月21日(2011年)、「朝ズバッ! けさの顔」コーナーは桜井充財務副大臣だ。19日付のメールマガジンで「菅首相は何か言われると、必ず自分の正当性を主張する。首相を交代させろとの声が出てくるのは当然」と菅直人首相を公然と批判した。読売新聞も21日付朝刊で「首相 足元からも不満」と大きく取り上げた。

4K「子ども手当」「高速道路無料化」「高校授業料無償化」「戸別所得補償」

   「内閣の一員からの批判ですよ」と司会のみのもんた。政権を支える政務三役の1人で、菅、小沢一郎元代表の双方とも一定の距離を置く中間派の1人といわれる。その立場からの批判だけに意味が大きいとみる。

   コメンテーターの小松成美(ノンフィクション作家)は、「単なる内輪もめなのか、本当にリーダーとしていいのかどうかという深刻な問題なのか、ちゃんと議論してほしい」と述べた。

   東京新聞政治部次長の金井辰樹は専門分野だけに具体的に分析する。いまの政治状況のなかで、一番大きい問題は「実は5番目のKなんです」と言う。菅政権はいま「バラマキ4K」と批判される問題を抱えている。(1)子ども手当(2)高速道路無料化(3)高校授業料無償化(4)農家の戸別所得補償。これが与野党協議を妨げているといわれるが、もうひとつの「K」がある。それが菅自身というわけだ。

あの人がいる限り……

「この有事になぜ国会が機能しないのかと、みなさん思っていらっしゃると思う。取材していると、一番大きいのは5番目のK。菅さんがいる限り、野党も協力しようがないという空気になっていて、桜井さんの意見はその代弁者の1人としての発言と見ることができる」

   北川正恭は元三重県知事の立場から、菅のリーダーとしての決断力のなさを問題にする。

「菅さんはどうして己を捨てないのか。4Kを思い切って見直すというぐらいの決断ができないのか。野党と一緒にやろうという決意をなぜ伝えないのか。統一地方選(24日後半戦の投開票)が終わって政局が始まると、日本の不幸だ」

   金井も重ねて嘆く。

「政争をやっている場合じゃないとわかっていても、その一方でこのままでいいのか、トップを代えたほうがいいのではないかという声が日増しに強まっているのは間違いない」

   東電・福島原発も深刻な状況が続くが、国難を担う政治も危機的な状況である。