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「やっぱりメルトダウンでした」何をいまさら!東電・政府バカにするな

   福島第1原発事故で東京電力は、1号機に続いて2、3号機でも核燃料棒が溶けるメルトダウンが起きていた可能性が高いことを明らかにした。データを分析した結果というのだが、2か月もたった今ころになってと不信は募るばかり。

事故直後に東電・政府「水で覆われている」

   1号機について、原子力安全保安院は当初「メルトダウンが進行していることはない」(3月12日の会見)と発表していた。翌日にも、枝野官房長官は「圧力容器の内側、炉心部分は海水で満たされており燃料部分は水で覆われている状態になっている」と自信たっぷりに話していた。

   しかし、実際は震災5時間後に1号機でメルトダウンが進行、2、3号機も同様の状態になっていた。先手を打って、早くから放水作業を行っていれば広範囲な放射能物質の汚染は防げたかもしれない。

レベル7に対処能力なし

   データの解析が甘かったのか、分かっていても対処法が分からず情報を小出しにしたのか。はっきりしたことは、チェルノブイリ級のレベル7に対し、保安院や東電の対処能力は低レベルしかなかったことだろう。

   司会の加藤浩次が目を三角にして、「メルトダウンがこんなに早い段階であったのが、なぜ今になった発表になるのかずっと引っかかっている」と吠えた。

   キャスターのテリー伊藤「国民をバカにしているところがある。ちゃんと説明しないと…。騙してはダメでしょ」

   東電を信じる国民は今やいなくなったのではないか。