J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

また揉めそうな橋下府知事「君が代起立しない公務員やめろ」

   とかく物議を呼ぶ発言が多い大阪府の橋下徹知事。今度は入学式や卒業式で君が代斉唱で起立しない教職員を免職処分にできる条例案を、9月の府議会に提出する考えを昨日(2011年5月17日)表明した。橋下は「起立しない教職員を辞めさせるルールを考える。国旗国歌を認めないなら公務員を辞めればいい」とも発言。「朝ズバッ!」は橋本発言を報じたスポーツ報知の記事を紹介しながら、発言の真意を探った。

「大阪維新の会」提出の条例案可決見通し

   司会のみのもんたは「なんと大胆な発言をしたものだ」と少し呆れ顔だったが、「日本の国歌国旗なのだから、起立するのは当然でしょう」とコメントした。橋下が代表を務める「大阪維新の会」の府議団は、教職員に起立を義務づける条例案を今月19日から始まる5月府議会に提出する予定で、維新の会は議会で単独過半数を占めているため、提出すれば可決する見通し。ただ、維新の会提出の条例案には罰則規定がないため、橋下はその実効性を確保するため、免職処分にできる条例化を考えたのではと、その背景を分析した。

   コメンテーターの若狭勝(元東京地検公安部長・弁護士)は「私はもちろん起立はします。でも、法律的見地から見て、今回の条例案はいささか問題があるような気がします」と語る。

   城戸真亜子(洋画家)も「何とも悲しいことですね。日の丸も君が代も日本の象徴なのに、力ずくで押さえ込もうというのは寂しい気がします」と話す。

   井上貴博アナウンサーは「大阪府教職員組合はこのような条例は全国でも例がない。民主主義の根幹を揺るがす大暴挙だと怒っています」と報告した。