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上地雄輔 石巻市で撤去作業「まだまだ大変な状態です」

   タレントの上地雄輔が6月2日(2011年)のブログに、宮城県石巻市で、瓦礫や土砂の撤去作業に参加したことを書いている。

   ダンサーやスタッフら「チーム遊助」のメンバーで現地を訪れた。目の前に広がる光景は「いまだに凄まじ」く、「どうしたら、こうなるの?」「どうして、ここにこれが?」と呆然としてしまった。

   瓦礫がもっとも多く出たのが石巻市。周囲に声を掛け合いながら、土砂を掘り出し、土嚢袋に入れ、たまった土嚢袋は大きなトラックまでリレーして積んでいく。疲れに追い打ちをかけるような暑さが辛い。それでも、この作業を何度も繰り返すのだ。

「異様な生臭い匂いと、真っ黒なヘドロにまみれ、舞い上がる埃に、大粒の汗かいて、『ぅおりゃー』と『地面が見えてきたぞー!!』と『オオー!!』を何回言ったり聞いたか(笑)」

   現地の人たちの話も聞いた。津波被害で自宅は大変な状態でも前を向いて生活をしている人たち、ジュースを差し入れてくれたヤンママ、「あんた達スゲーな」と声をかけてくれるおじさんもいた。「『笑顔』と『涙』と『ありがとう』がまたそこにもあって、俺達もマスクやゴーグルごしに泣いちゃって」。作業が終わったころには疲れ果て、帰りのバスではグッタリだったけれど、充実感があった。