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宮城・気仙沼「カツオ戻ってきた!」明日には東京の店頭に

   宮城県気仙沼漁港に活気が戻ってきた。震災ですべてを失ったカツオの町。復興のシンボルのためにと取り組んできたカツオの初の水揚げが28日(2011年6月)早朝はじまり、漁港は歓喜にわいた。「待ちに待っていました」「うれしくて足が震えています」

ご祝儀相場で昨年の3倍

   この日の朝に水揚げされたのは35トン。さっそく入札が行われ、1キロ当たり2880円(昨年の初値は935円)のご祝儀相場に市場関係者の笑顔がはじけた。

   中継が繋がった現地の菅原茂気仙沼市長も、「今日のこの活気が気仙沼の復興に確実に繋がるように一歩一歩復興の作業を進めていきたい」と語る。

   ただ、冷凍、冷蔵、水産加工施設などの復興はまだ1割でしかない。気仙沼漁協の佐藤亮輔組合長は、「残る10分の9が復興しないと本格的な水揚げにはならない」という。

漁業組合長「買ってください」

   司会のみのもんた「水揚げさられたカツオはどこへ行くんです?」

   佐藤組合長「明日には東京の店頭に出ます。店の人に聞いて気仙沼といわれたら買ってください」

   みの「復興で政府にいたいことはないですか」

   佐藤組合長「早く方針を決めて、お金を割り振って欲しい。お金がないと何も復興ができない。ここにいて我慢の汗をかくだけしかできないです」