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松本復興相 威張って凄んで被災地オレサマ行脚

   松本龍・復興大臣がきのう3日(2011年7月3日)、 岩手、宮城を視察したが、これがまたひと騒ぎ起こりそうだ。

   司会の小倉智昭「松本大臣は復興担当に就任したとき、『民主も自民も公明も嫌いになりました』といったので、面白いことを言うと思っていたんですが、県知事さんにズケズケ言ってるモノのいい方が、もうちょっときちんと説明しないと、あとで国会で問題になるんじゃないか」とVTRで見せた。

「県でちゃんとやれ!そうしないと何もしないぞ」

   松本は村井嘉浩・宮城県知事に、「水産関係でも3分の1から5分の1集約させるといっているけど、県でコンセンサスをやれよ。そうしないと何もしないぞ。ちゃんとやれ!そういうのは」と、なんとも無礼な口の利き方だった。部下に対してではない。宮城県知事にこの偉そうな言いぐさは、つまり宮城県民に対してそうしゃべったということである。

   実はその前、松本より知事があとから部屋に入ってきたため、「お客さんが来る時は、自分が入ってから呼べ。しっかりやれよ」とからんでもいた。

知恵を出さないヤツは助けない

   岩手では、達増拓也知事が仮設住宅を要望したのに、「仮設はあなた方の仕事だ。知恵を出さないヤツは助けない。そのくらいの気持ちを持て」と、これまたオレサマ口調。さらに、「(俺は)九州出身だから、何市がどこの県かわからない」と、これは冗談らしいが、聞いてた県庁職員は一様にカチンときたらしい。

   笠井信輔アナ「あそこだけVTRでつまむとたしかにきついイメージがありますね」

   中野美奈子アナ「そうですよね」

   小倉「何もやらないと助けてやらないといういい方は誤解を招きますね。地元がまず動いて、そうしたら助けるよといえばいいのに。滑りやすいタイプなのかもしれません」

   民主党が権力慣れしていないことは十分わかったが、権力の使い方をわかっていない議員も多いらしい。まあ、首相が首相だからね。ただ、松本の場合、学ぶべきはまずは口のきき方だろう。自分が思ってるほど、国民は大臣を偉いなんて思っちゃぁいないぜ。