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奥山英志「元祖事件レポーター」どこにいる?5月まではケータイ呼び出し

   奇妙な話だ。みなさん覚えているだろうか。100キロの巨体とやさしい笑顔が売りのユニークなレポーター奥山英志(62)が、5か月前から音信不通になっているという。「スッキリ!!」のレポーター阿部祐二が訪ね歩いた。

部屋に「4月5日付スポーツ紙」

   所属事務所が最後に奥山と話したのは、東日本大震災のあった3月11日。地震の後の安否確認だった。電話で話した限りでは元気で、「ボイストレーナー」をやっていると話したという。独身で、2LDKのマンション住まい。

   しかし、4月 になって親族が連絡がとれないのに気づいた。それでも5月初めまでは携帯電話の呼び出し音が鳴ったが、15日ころから「お客様の都合により…」というメッセージになった。兄が5月18日に警察に捜索願を出し、翌日アパートに入ったところ、ちょっと前までいたような雰囲気だった。ベランダには洗濯物が干したまま。風呂の浴槽には水が張ってあり、キッチンには食器が水につけられていた。リビングには4月5日付のスポーツ新聞があった。ただ、預金通帳はなかった。

   出かける準備をして出て行ったのでもなく、部屋が荒らされてもいなかった。奥山はこのマンションに20年以上住んでいて、オーナーは家賃の滞納や遅れは1度もなかったという。

捜索願受理の神奈川県警動いてない?

   レポーター仲間の阿部光利はパーティーの連絡で3月上旬に電話していた。が、「もうちょっと待って」と出欠を先延ばしにしたという。「彼を嫌いだという人は知らない。トラブルも考えられない」

   事件レポーターのベテラン・東海林のり子は「わいわい飲むのが好きな人だったが、今年の初め頃からちょっと付き合いが悪くなったという人がいた」という。そして、カメラに向かって「奥ちゃん、見てたら帰ってきなさいよ」と呼び掛けた。

   阿部祐二も「奥山さんは体重100キロだから、遠くからでもわかった」という。奥山は「情報は足で稼ぐ」がモットーで、地下鉄サリン事件など数多くの現場にいたという。ただ、ここ10年ほどは、事件のレポートなどからは遠ざかっていた。

   司会の加藤浩次「スポーツ新聞があった?」

   阿部「そこまではいた。携帯も5月までは呼び出していた」

   大沢あかね(タレント)「携帯のGPSで調べられないの」

   弁護士の菊地幸夫「事件でないとそこまでは調べない」

   キャスターのテリー伊藤「何かトラブルで帰れなくなったのかも。預金通帳がないが、クレジットカードはあるだろうから、そこでも調べられる。警察 がやってくれると思う」

   いやいや、神奈川県警に届けを出したのが5月なのに、いまこんな話になっているということは、警察はなーんにもしてないと思うよ。