J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

朝霞宿舎「凍結」でも…すでに森はバッサリ、フェンスで目隠し

   埼玉・朝霞市の国家公務員宿舎を所太郎レポーターが現場近くからレポートした。

「鬱蒼としていた森の木はほとんど切り倒され、目に染みるような緑の風景は姿を消してしまいました。建設現場の周囲はご覧の通り高いフェンスで被われています。中で何が行われているのか、国民には見せたくないという意図が感じられます」

巷の声は8割が「建設反対」

   スタジオではこの土日曜に行った世論調査の結果を紹介した。1000人に聞いたところ、約8割が建設は凍結すべしと答えている。司会の羽島慎一「これだけ多くの人が建設に反対しているのに、なぜ政府はここまでこだわってきたのか」と首を傾げた。

   朝霞の宿舎建設問題の陰で、都内でも宿舎建設が始まっていた。杉並区方南町の建設現場にも所が出掛けた。

「建設費は約30億円といわれています。ここも現場周囲は高いフェンスで囲われて中が見えません」

   羽島「3LDKなら民間の相場では18万円から22万円といわれています。でも、公務員宿舎は4万円前後になりそうです」

既製事実作りか?台風中に突貫工事

   コメンテーターの青木理(元共同通信記者)は「1円でも多く被災地に回さねばならないのに、なぜ宿舎建設を再開したのか。先日の台風の中でも突貫工事をしていたとか。宿舎建設は全部ストップすべきだ」と怒る。石原良純も「宿舎問題はもう1度、国会できちんと議論すべきだ」と語った。野田首相は建設を凍結するようだが、世間が騒いだから撤回というのでは「人気取りパフォーマンス」がミエミエ。もっとも、こんな事で人気が上がるとは思えないが…。