会津の秘境といわれている檜枝岐村。「標高およそ1000メートルのため作物の主力はそば。そばを使った料理が豊富にあります」と松田アナ。新そばを使ってまずは「本格十割そばのたちソバ作り」をそば店店主6代目・星哲二さんが披露する。
太い麺棒(約10センチ)で薄く延ばしたそばを20枚重ねて1ミリ幅で切ってゆくが、その際、普通は左手で当てるこま板はまったく使わない名人芸。この切り方が布を割く姿に似ている事から「裁ちそば」といわれたという。
山田まりやがさっそく挑戦。「あれ~全然ダメ。ダメです」と太い麺ができた。山田の作った太麺は松田アナに譲り、星さんの作った裁ちそばをひと口食べて、「コシが強くて、凄く香りがあって、美味しい!」と山田まりや。
檜枝岐村にはそばを食材とした料理が数多くある。そば粉で作った「すいとん」は豆腐や人参、大根にネギの刻みを降りかける。蕎麦掻きというよりホウトウ風だ。
その他、大根の葉っぱを混ぜた「でいこっぱでっち」「そば田楽」「酒饅頭」などなど。なかでも絶品なのが「はっとう」という食べ物。そば粉と餅米と胡麻をまぶしたもので、「貴重な餅米で美味しくて食べ過ぎるので御法度になったために『はっとう』という名前がつきました」(そば店店主星広美さん)
この時期は紅葉だったが、中継現場となった東山温泉は雪に埋もれてからも風情がある。福島支援をかねてこの冬、ぜひ…。
(磯G)