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うつ病は冬の病気!自分でやる自覚症状チェック

   「心の病、うつ病患者はこの10年間で2倍に増え、今や100万人(現在104万人)を超えています」と白鳥哲也アナが報告した。

有働由美子キャスター「(うつ病って)わりと身近なものなんですよね」
井ノ原快彦キャスター「自分もそうじゃないかという事を確かめるために注目していきたいです」

   そこで、「ひょっとしたら『うつ病』?」という6項目のチェックポイントが紹介された。

患者15人に1人。再発6割以上

   白鳥アナが上げたうつ病チェックポイントは次の6つだ。

(1)憂欝で気分が沈む
(2)楽しいことをできない
(3)疲れやすく元気が出ない
(4)自信がなく自分を責める
(5)集中できずイライラする
(6)夜中や早朝に寝覚めて苦しい
白鳥「再発者が6割以上。つまり15人に1人は罹るといわれています」
柳沢秀夫解説委員「ならばこのスタジオに1人は居るということ」

   その「うつ病」で、薬に頼らない、3か月で症状が改善する「集団認知行動療法」が注目されている。沖縄県の玉城英樹さんは3年前にうつ病になり、現在も毎食5錠ずつの薬を飲んでいるが改善の方向になっていない。そこで「認知行動療法」を選んだ。

   毎日30分間「気分グラフ」という自分の精神状態を1~9段階でグラフに記入してゆく。加えて、週に1回うつ病の人々と自分の行動を発表して話あう。

   「1人なら落ち込むけれど、同じ仲間で発表して、自分のマイナス思考だったことを少しずつ改善できて行くわけです」と仲本晴男精神科医は言う。この沖縄での「集団認知行動療法」で、今期21人中14人に改善が認められたという。

周囲も要注意「口数が減った」「無表情になった」「食欲がなくなった」

   うつ病の患者が家族に出た時、周りの人はどう接したらいいのか。経験者の川田まりさん(仮名)は言う。

   「夫の愚痴は全部聞き流しました。これもうつ病の症状だと言い聞かせて」夫の宏さんは「聞いてくれて、喋りたいだけ喋ると気が楽になりました」と笑う。

   うつ病の注意信号は「口数が減る」「無表情」「食欲がない」「寝つきが悪い」などの症状だという。うつ病は冬の寒い時期に出やすい。

   

(磯G)