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内柴正人「準強姦と強姦」どこが違うのか?酩酊の基準は?

   準強姦容疑で逮捕された柔道・金メダリスト内柴正人は、取り調べに対して「合意の上だった」と暴行を否定しているが、被害者は1人ではないという見方もある。強姦と準強姦はどう違うのか。双方の主張が対立している裁判では、立証はどうなるのか――。

暴力や脅迫で抵抗奪うか、「酒」で奪うか

   メインキャスターの小倉智昭が「準強姦という罪名は余り聞かないが、強姦罪とどこが違うのか」と、ゲストの落合洋司(元東京地検公安部検事・弁護士)に聞いた。

   落合「強姦は暴力や脅迫を伴って性的暴行に及ぶこと。準強姦はその一歩手前。今回のように介抱を装って性的関係を強制することです」

   小倉「内柴容疑者は取り調べに納得できない。合意の上だったと容疑を否認しているし、被害者は暴行されたと主張している。密室の中の2人の間で起きたことで、裁判は難しくなるのでは?」

   落合「裁判所がそれぞれ言い分をどう判断するかです。被害者の証言に信憑性があるかどうかが大きなカギとなります」

飲み屋で居合わせた部員たちの証言がカギ

   中野美奈子アナが「この女子部員は酩酊状態だったとしていますが、酩酊していたどうかの基準はありますか」と聞き、落合は「基準はありません。本当に酩酊していたかどうかは、その直前まで居合わせた人たちからも話を聞く必要があります」と説明した。コメンテーターのデーブ・スペクター(TVプロデュサー)はこう話す。

「乱暴されたとき、いつ警察に駆け込むかは女性のタイプによって違う。事件直後に駆け込む人もいれば、数日後という人もいる。今回の事件はかなり時間がたってから明らかになったもので、分からないことがたくさんある。どちらが正しいのかを判断するのは、今の段階では難しい」