J-CAST ニュース ビジネス & メディアウォッチ
閉じる

最強寒波襲来でインフルエンザ流行ピーク―予防接種してても感染

   居座り続ける今冬最強の寒波で、日本海側を中心に26日(2012年1月)も大雪に見舞われた。長野県・野沢温泉では26日午前10時までの24時間に降った雪は、全国で最も多い84センチとなった。寒さの方は北海道占冠村で氷点下31.4度まで下がって、今冬の全国最低気温を更新した。

   この最強寒波の影響で野菜の値段が急騰している。都内のスーパーでは、小松菜、ホウレンソウ、ナス、ピーマン、キュウリ、白菜と軒並み3~4割も高い。インフルエンザの流行も広がってきた。

2006~07年のA香港型

   インフルエンザの患者数は昨年(2011年)12月第1週に5500人だったが、先週は3万6000人と7倍近くに増えている。3学期が始まって学童の患者が急増、26日には都内の5校、全国で108校が学級閉鎖された。国立感染症研究所によると、「今年のインフルエンザはA香港型。2006年~07年に流行って以来4年間流行がなかったので、多くの子どもに感染経験がなく、広がりやすい」という。

   しかも、ウイルス自体が進化しているため、予防接種を受けていても感染するケースが多い。キャスターのテリー伊藤が言うように、「ワクチンに甘えちゃだめだね。やっぱり手洗いとうがい」の励行が欠かせないようだ。