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野田・谷垣密談「一歩前進。でも、話し合い解散反対」世論調査

   3月3、4日(2012年)に行われたJNN世論調査(有効回答は20歳以上の男女1200人)によると、内閣支持は前回より2.8ポイント上昇して35.0%、不支持は前回より3.7ポイント下がって62.9%となった。野田内閣に人気低落に歯止めがかかったのか…。

選挙になっても争点ハッキリしない

   共同通信編集委員の柿崎明二は「動かなかった政治がトップ会談というかなり強い出来事があって、それが肯定的に受けとられ、好感された」という。八塩圭子(学習院大客員教授)も「動いたのは1歩前進」、池田健三郎(評論家)も「膠着状態から脱却できたのは評価できる」と受け止めた。

やっぱり動かないと

   司会のみのもんた「やはり政治家は動いてもらわないとね」

   ただ、野田首相と谷垣自民党総裁の密談は、伝えられている中身が「話し合い解散」だった。世論調査では「話し合い解散」については賛成33%に対し、反対が55 % と大幅に上回っている。

   八塩「今の状態で選挙されても何か実りがあったわけではないので、何をどう選んでいいのか分からない」

   池田「定数是正が最優先ですよね。歳費カットが次。さらに、どういうふうな財政再建に向けた税率の議論があって、何を国民に提示して選んでもらえるか決めてから解散してもらわないと選びようがない」

   世論調査のトリックというか、質問の仕方でこうした屈折した結果が生じる。番組が「下げ止まった」と断定するは言い過ぎではないか。