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大阪市に入れ墨職員!橋下市長「管理徹底してどんどん免職にしろ」

   「これはすごい組織ですよ、本当に。ダメですよ、こんなの」

   橋下徹大阪市長は採用された後に入れ墨を入れた市職員がいるという報告を受けて、5日(2012年3月)の記者会見で吠えた。

   「この数年に採用された市職員が、採用後に入れ墨をしているんですね。税金で飯を食っている立場なのに、遊び半分で入れ墨を入れるなんておかしいですよ。この職場の雰囲気は狂っていますよ」

児童福祉施設で子どもに見せびらかし恫喝

   たしかにおかしい。昨年は児童福祉施設で男性職員が、子どもたちに入れ墨を自慢げに見せびらかしたり恫喝したりして処分された。今年2月には水道局の職員が覚醒剤を使用し逮捕されたばかり。これでは暴力団顔負けだ。

びっくりしたね

   このため、橋下は入れ墨をしている職員が他にいないかを調査する必要があるとして特命チームを設け、服務規律を徹底するよう指示した。それでも橋下の怒りは収まらない。

「今までこういうことの価値観について誰も直さなかったから、いつまで経っても不祥事が後を絶たない。管理職も厳しくチェックして不適格な職員はどんどん免職にする方針で臨んでもらう」

完全にタガ外れた不良職員たち

   番組に大阪市の第三者調査チームの代表を務める野村修也弁護士が出演し、市営バスの実態もやり玉に挙げた。それによると、累積赤字が600億円以上の市営バスの営業所内には、トレーニングジム顔負けの各種トレーニングマシンを備えた施設がもうけられているという。

   司会のみのもんた「びっくりしたね。橋下さんが怒るのは当たり前だね」

   TBS解説室長の杉尾秀哉は「組合活動の調査は、思想の自由にまで踏み込んでやっていいかという問題もあるんですよね」とクギを刺した。しかし、こうした実態を見せつけられると、思想というより、タガが完全に外れた職員の素行の問題。思想調査と大上段に振りかぶるのもいかがなものか。