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大人ニキビのシーズン到来!新薬「アダパシン」の有効性と副作用

   日差しが強くなりはじめるこの時期は大人ニキビのシーズンでもある。20歳代と違って、30代や40代のニキビはいわゆるTゾーンのオデコや鼻付近でなく、ほほなどに次から次ぎにできるのだという。内藤裕子アナが「これには2008年に認可された『アダパシン』という新薬(保険適用)が有効ですが、多少の副作用があります。副作用を防ぎながらの使用方法を調べてきました」と報告した。

赤ニキビも白ニキビも治療

   都内のクリニックで治療を受ける田中歩美さん(仮名)は、いささかウンザリ顔で言う。「私のニキビは頬の同じ場所に何回も何回も。赤みのものが治まると、隣のものが赤くなって、その繰り返しです」

   皮膚科の堀内祐紀医師によると、「ニキビには2種類あります。最初は白ニキビ。これは強い紫外線などで角層が厚くなり、毛穴に皮脂が詰まってできます。次にこの白ニキビの中で細菌が繁殖して炎症を起こすと赤ニキビに変わります」という。

   内藤アナ「いままで市販の薬は殺菌効果だったので、赤ニキビには効果があっても、白ニキビには効きません。新薬のアダパシンは角層の新陳代謝を促進させるので、白ニキビにも効果があるんです」

   ただしと堀内医師が警告する。「新薬は約8割の人に乾燥やかゆみの副作用が出ます。これを予防するには、保湿剤を塗ることです」

   保湿剤は顔全体に擦り込まず、やさしく被せていくように塗る。新薬のアダパシンは人差し指の第一関節までの量を顔全体(目元部分は除く)に塗る。つまり、炎症を起こしている赤ニキビ以外も塗る事で、白ニキビも逃さず治療ができるというわけである。

毛穴詰まらせない「ノンコメドジェニック」化粧品

   症状がでている人のメークは細心の注意が必要だ。美容ジャーナリストの小田ユイコさんは「毛穴を詰まらせない商品を選ぶ事です。瓶の成分表示に『ノンコメドジェニック』があればそれを選びます。下地は黄色のコントロールカラーを使えば、肌の赤みを薄く和らげてくれます。

   ファンデーションは厚塗りにならない事が大事で、柔かく当てるだけにして下さい」と話す。

(磯G)