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スカイツリー行列、また行列…エレベーター30分待ち、下りるのも大変!

   開業後初の週末を迎えた東京スカイツリーは40万人もの人出と伝えたが、土曜日だけで27万人というのに計算が合わない。ともかく施設の周辺は行列、また行列。大竹真レポーターがその行列を探訪してきた。

撮影スポットも順番待ち

   人数を数えたり長さを測ったりとまあご苦労さまな話だが、最初の行列はなんと写真を撮るスポットの順番だった。石のモニュメントの間からスカイツリーを撮ると面白いアングルがになるというだけで5分も待ってる。すみだ水族館の待ち時間は15分。人気はペンギンのエサやり。1日に3回、 ペンギンの食事風景のかわいいこと。親子連れには格好の眺めになる。

   土曜の午後5時、 東京ソラマチに入場規制がかかった。行列は折り返しも入れて300メートルにもなったが、なんで夕方に混むのか、並んでいる人に聞いてみると「空いていると思った」「ツリーのライトアップを見に来た」ということ。ちょっと考えが重なるとたちまちこうなる。

   大竹はある親子連れにカメラを託してスカイツリー内部を撮ってもらった。350メートルの天望デッキにはすんなり登れたが、その先450メートルのエレベーターは30分待ち。中はさほど混雑していないのだが、一番高い「ソラカラポイント」はまたぎっしりだ。そして今度は下りのエレベーター待ち。子どもは飽きてしまって「帰ろうよ」

地元商店街は閑古鳥「開業前よりお客さん4割減ですよ」

   周辺の商店街へ行ってみると、小さな行列があった。キャラクターの「おしなりくん」の特大ぬいぐるみで、100個限定の販売だった。一番の男性は朝5時 からならんだそうだ。例のエビの天ぷらを盛り上げた「タワー丼」のおそば屋さん、大型凸面鏡での記念撮影スポット、東京駅からの無蓋バスによるスカイツリー周遊ツアーなどは賑わっている。しかし、そのほかの店は閑古鳥だ。これまではけっこう客があったという土産物屋さんは、「客足は4割落ちた。ソラマチの中ばかりで外へ出てきてくれない」といい、昨年オープンしたカフェは「予想外ですね。ツリーができて中へ行くのは仕方がない。下町散策という形で戻ってくるには時間がかかると思います」

   司会の加藤浩次が「すごいですね。100万人突破が2日早かったんでしょう」 

   大竹「5日目の26日でした。加藤さんも行って下さい」

   加藤「いやぁ、まだでしょう」

   キャスターのテリー伊藤「近づけないくらいのパワーだね」

   大竹「みんないつになったら落ち着くのかねぇ、なんて言ってました」

   下町の行方が心配だ。